足三里のツボの秘密
鍼灸の治療に使うツボの一つに足三里という有名なツボがあります。松尾芭蕉の奥の細道にも
”三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりて” という一節があり長旅の準備には足三里へのお灸が大切だったようです。
この足三里のツボについて2021年アメリカと中国の大学の研究により世界で初めてツボに特徴的な神経構造がある事が確認された画期的な研究がネイチャー誌に発表されました。
分子生物学的な最新の技術によって足三里と脊髄後角を結ぶたくさんの感覚神経の中から迷走神経を介した抗炎症作用を有する特定の感覚神経を発見しました。
東洋医学の神秘を現代の科学技術によって解き明かされた、素晴らしい研究ですね。
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